攻撃力300万

つまんない話をします。

SAOについて紹介したい(後編)

前編投稿から3ヶ月以上経ちました。(事実)

今回は、予定通り『マザーズ・ロザリオ編』、『オーディナル・スケール編』、『アリシゼーション編』の3つの概要を解説。
前回同様、ネタバレがちらほら含まれると思うので注意。

実は、最初に解説する『マザーズ・ロザリオ編』の前に、『キャリバー編』が存在するのだけれど、あれはいわゆる番外編で、キリトとその仲間達がALO(アルヴヘイム・オンライン)で激レア武器を手に入れる、つまり普通にゲームする話なので解説しない。気になった人は原作8巻かアニメ2期15〜18話を観てね


第3.5章『マザーズ・ロザリオ

この話は、キリトではなくアスナが主人公の立ち位置になっている。
アニメでは2期19話〜24話が妥当

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アスナはある日、ある噂を耳にする。
ALO内で、『絶剣』と呼ばれる謎のプレイヤーが、自身のOSS(オリジナルソードスキル)を賭けて1対1の決闘を募集し、挑戦者全てを打ち負かしている、というものである。
アスナもそのデュエルに挑み、惜しくも敗れてしまうが、デュエルが終わるやいなや、『絶剣』はアスナを自らのギルドに誘い始めた。
絶剣とそのギルドには、大きな秘密が隠されていたのだ。
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シリーズ屈指の感動エピソード。SAOが有名になったのはこの話の影響も大きい。
SAOについて調べると「感動した😭SAOは神!」という感じでこの話について語ってる人をよく見る。
特に致命的なネタバレが多い部分なのでもうゴタゴタ書くつもりは無いです。いいから観て♡


特別編『オーディナル・スケール

劇場版発、原作者書き下ろしのシナリオ。2017年2月に公開された映画だが、コミック版も発売されていたり、原作でも正史に組み込まれていたりする。マザーズ・ロザリオ編から僅か2週間後の話で、VRではなくAR(拡張現実)技術がテーマとなっている。

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次世代ウェアラブル・マルチデバイス『オーグマー』が発売。フルダイブ機能を排除し、AR機能を最大限に広げたその最先端マシンは、優れた安全性と利便性から、瞬く間に多くのユーザーが生まれた。
ある日、キリトはアスナ達がプレイしている『オーグマー』専用ARMMORPG『オーディナル・スケール(OS)』に参加するのだが、そこで思わぬ事件に巻き込まれることになる。
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キリトらのライバル的存在である『エイジ』と、正体不明(AIなのか、本物の人間なのか)の歌姫『ユナ』が登場。どちらもSAOキャラの中でも人気で、個人的にも好き。
特にエイジはかなりいいキャラしてる

ちなみに映画は公開から1ヶ月余りで興行収入20億円を突破。深夜アニメの劇場版としては異例の大ヒットである


第4章『アリシゼーション』

スーパーウルトラ大長編。ラノベでは、これまで話した全ての話の合計以上に展開期間が長い。
それほどスケールのデカい物語なのである。
アニメでも現在展開中(全4クール。3クール目は2クール目の半年後に放送を開始したが、全て3期扱い)

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キリトは目を覚ますと、謎の仮想世界にダイブしていた。手がかりを求めて辺りを彷徨う彼は、漆黒の巨木のもとで、『ユージオ』と名乗る一人の少年と出会う。
キリトは、ユージオを始め、この仮想世界の住人(NPC)が、本当の人間となんら変わりない感情の豊かさを持ち合わせていることに気づく。
ユージオと親交を深めながら、この世界のログアウト方法を探すキリトだが、ふと、脳裏にある記憶がよみがえる。
それは、幼少時代の自分とユージオ、そして金髪の少女『アリス』が、一緒に野山を駆け回っているという、本来あるはずのない記憶だった。
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SFとしてのテーマは「進歩したAIの人権」。
人工知能そのものは、ユイや先述したユナなどでも取り扱っている話題ではあるものの、掘り下げ方はそれらとは比にならない。
舞台となる仮想世界『アンダーワールド(UW)』に登場する人物は、見ていて彼・彼女らがAIだと忘れてしまう程の感情や意志、信念を持ち合わせており、それ故に倫理観や人権問題にまで発展する長大なストーリーが展開される

ストーリー概要で述べたユージオがUWにおけるキリトの相棒として活躍。UWの光と影を象徴するようなキャラなので彼の動向に注目しよう

また、他の話と大きく異なる点が1つある。

めっちゃグロい。

つまり、あくまでゲームであり出血描写のなかった今までとは違い、剣で取っ組み合いすれば文字通り血みどろになる。血が出るだけでなく、UWでは痛覚もシャットアウトされていないので、斬られたらもれなく悶え苦しむし、もちろん死ぬ時は死ぬほど痛い。
個人的には、人工知能問題と同じくらい「死」についても深く考えさせられる話だと思う


まとめ

これまでの話を総括して、SAOのいいところを纏めると、

  1. SF作品としてよく考えられたストーリーの数々
  2. (割と)魅力的なキャラクターの数々
  3. ゲームという舞台を活用した話のとっつきやすさ

となる。3はアリシゼーション編だけ例外になるけど。あれはそれ以前の話と比べて内容がかなり複雑な上にそもそも舞台がゲームじゃないし

まあ一言で宣伝するなら、「散見されているなろう系・俺TUEEE作品とは特徴が全然違うので、それで敬遠している人は勿体ないから見て」となるけど、やっぱりそれだけを言われても手を出しづらいのが実情だろうから、ある程度説明出来た方がいいよね

そしてアニメではいよいよアリシゼーション編が完結。『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』の2クール目、つまりアリシ編4クール目が明日の7月11日24時から各放送局やAbemaTVで放送開始なので是非観てね!!!!!終わり!!!!!